Logic pro7を最近購入し、入門書をと探したところ
<br />本書とリットーミュージックから出ている「徹底操作」シリーズの二冊。
<br />高値ではあるが買って読んでみるとまぁわかりやすい事。
<br />製品同梱の説明書を頭を抱えながら読んでいたのが時間の無駄だと思う程である。
<br />高価なため購入をためらっている方も多いと思いますが、これで円滑に作曲をできるようになるのであれば
<br />決して高い買い物ではありません。
Apple認定で日本語訳されているLogic Pro 7の解説本としては、恐らく本書が現時点で唯一の物と思われる。
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<br />Apple認定でなければ高山博氏の「徹底操作ガイド」があり、こちらの方は値段も安く
<br />「Logicをより使いこなす」
<br />点に的を絞っている。とは言え初心者にも判り易く書かれているので、これはこれで非常に読み易く役に立つと感じた。
<br />これに対し本書は
<br />「Logicの最初の一歩から徹底的に学ぶ」
<br />と言った視点で書かれている。付属のDVD-ROMに教材用のファイル及びLogic Express 7のデモ版(英語)が収録されており、大半はこのファイルを使って「授業」が進む形式になっている。
<br />こう考えると、前述の「徹底操作ガイド」=参考書、本書=教科書と位置づける事が出来るかも知れない。教科書だけあってかなり細かい所までフォローされている。
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<br />ネックとなるのはやはり値段である。洋書を翻訳し、DVD-ROMも付いているとなるとやはりこれ位の額は覚悟しなければならない。
<br />また、文体が「如何にも翻訳しました」的である事も付け加えておく。と言っても、様々な海外製アプリケーションの直訳マニュアルよりはかなりマシなので、読む上でストレスは感じないだろう。
<br />Logic Proがその名の通り、このソフトを使って飯を食う「プロフェッショナル」が世界中にいる代表的DAWアプリケーションである事を考慮するなら、教科書代としては決して高くはないと思う。
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<br />LogicをAppleブランドになる前から使っている方には、本書は必要無いだろう。反対にこれからLogicを使う人、また今Expressを使っていてProへのアップグレードを視野に入れている人にはきっと有益な教科書となる筈である。