バフェット氏が自らの会社の株主=投資家に向けて書いたレターを本にしたもの。
<br />ゆえに、投資家としての知識(会計やファイナンス)のことをまったく知らないとわかりづらい部分もあると思いました。
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<br />ただ、基本姿勢=ファンダメンタルを調べ、会社をまるごと所有するつもりで割安時に投資をする
<br />という考え方を通じての投資感・会社の見方は非常に勉強になりました。
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<br />小手先の投資技術を学ぶ本ではないので、株式投資の本というより、
<br />投資する人、働く人、経営者のためのビジネス書のような印象。
<br />経営に興味のある人には絶対お勧めの一冊です。
世界で二番目のお金持ち。最近は、ビルゲイツの慈善事業に参画したり76歳でご再婚なされたりと、話題の多い方。という人物が株主に向けて書いた書簡をまとめたものです。読んで感じたのは、会長兼CEOという立場にありながら、内容が徹底して現場主義で、またしっかりとビジョンをもって綴られています。どうやったら、そんな大金持ちになれるのか書いてあるのでは?という期待にこたえる内容ではありません。あえてそれにこたえるとすれば、多少の成功なり財産をもっていたとしても、現実的にものを考え、一生懸命働きつづけるべきである、ということです。ちょっと出世して会社の社長になったとたん、現場を忘れ、会議で原則論をくりかえし、現場を混乱におとしいれる人ってどこにでもいますよね。それとはまったく別の実務家バフェット氏を理解できてよかったと思います。
ご存知の通り、ウォーレン・バフェットは本は執筆していません。しかしながらこの本は、バフェットが経営するバークシャー・ハサウェイ社の投資家に向けバフェットが綴った手紙をまとめたものです。すなわち直接この本を執筆したわけではないとはいえ、ある意味ではバフェットの言葉で書かれた、唯一の本であると言えます。
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<br />内容は株式投資初心者には若干困難な部分もありますが、腰をすえて読むことによって、バフェットの投資哲学が自然と理解できるようになります。また、その法則は時代・業態に関わらず不変の物であると言えます。
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<br />株式投資の勉強だけでなく、企業経営者やビジネスマンにもお勧めしたい一冊です。また、「株主重視の経営を」といわれ始めた日本にとって、まさに時代にもマッチした本であると思います。