もうこれはスピッツブリーダー必須の「資料」です。<br>このボリューム(約450ページ)でこの価格は妥当だし、言ってしまえば安いぐらいです。<br>ジャパンはスピッツのデビュー当時からスピッツをしっかりと評価してくれた雑誌です。<br>そのため、インタビューもぬかりありません。<br>インタビューすべき時期に聞くべきことをしっかり聞いておいてくれた。<p>そのぬかりない仕事があったからこそ、今になって私たちが重宝できるわけです。<br>事実、私は「スパイダー」からのファンなので、それ以前のインタビューをまとめて読めて感動しました。<br>もう何度も読みすぎてぼろぼろで汚くなってしまったけど、この汚れも染みも、私がブリーダーであることの証だと思いつつずっと大切にしていきます。
デビュー当時から新譜が出るたびスピッツを追いかけた、編集者のメンバーへのインタビューと、ライヴドキュメント記事と、カラー写真から成り立つ分厚い単行本。編集者のスピッツへの入れ込みようが伝わって楽しくなってしまいます。「渚は大事なんだ~」と理科の先生が言ったことを思い出し、「渚」ができたという草野さんへのインタビューも載る「RockingOnJapan」の記事は、読み応えがあります。
ここでも個人的な見解は抜きにして、この本を買おうかどうか迷っている方にちょっとした情報提供をさせてください。<p>まず、表紙のイメージ写真は真っ白ですが、手触りがフワフワしたカバーになってます。「インディゴ地平線」のCDの下に敷いてあるのと同じ手触りです。背丈は小さいけれどなかなか分厚いです。写真はほとんどが草野さん中心で、写真が掲載されているページをざっと数えたところ、76ページでした。(あってるかな?計算違いでもそれくらいのページ数です)アルバム「スピッツ」から「フェイクファー」までのエピソードや曲にこめる想いがぎっしり。他には、メンバーそれぞれのインタビュー、写真集、マサムネ白書、あとがき(草野さんによる)。プライベートなこと、幼少時代の暴露話など内容が充実していることは間違いありません。作詞作曲を手がけておられる草野さんの考え方を知って、人生や人間について改めて考えさせられました。そういう意味で、ファンの方でなくても、買ったときにムダな買い物をしたと思うことはないと思います。