1985年に不愉快になった漢民族に入れ込んで中国通いを始めた小田さん
<br />その長い年月で蓄積された中国の思い出がこの本の魅力
<br />不愉快を裏切らない中国は、電球が切れるとき破裂するとか、
<br />ライターが卓上で破裂するとか、自販機のディスプレイを破壊して奪うとか・・
<br />中国が近代化してきてノーマル(?)になりつつあっても、小田さんの嗅覚は見逃さない
<br />近代化で失われつつある中国の文化
<br />確かに不愉快にはなっても、それが中国だったんだよな。って、考えてしまった。
<br />中国の品物の悪さや、店員の愛想の無さが無くなっていくのは、ロシアの変化にも言えて、その文化にハマッタ人には淋しいものです。
<br />そんな感傷にも浸れる愉快な本だったので★4にしました。
中国は摩訶不思議。
<br />広い国だけに、場所によっては習慣も何もかも違う・・・違いすぎる!(笑)
<br />でも、カッチカチの日本人から見れば、かなり『ゆるい』中国の人々だけど、
<br />それがうらやましくも思えたり・・・。
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<br />こんな中国も、国の雰囲気が良い方向に変わりつつあるみたいなのに、空先生は悲しいようです(笑)
<br />空先生の体験を読むのは楽しいけれど、私は真似できない(したくない)です。
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<br />この本にはイラストもありますが、文章も多いし、中国なだけに漢字も多く出てきます。
<br />なので『小田空・エッセイ漫画』と思って買うと、読むのに疲れると思います。
<br />そして、中国語を知っていれば、この本をもっと楽しめるんだろうなぁ〜とも思います。
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<br />本の中のカラー写真「さぁ笑えっ!」は必見です!!(笑!!)