WEB業界のディレクション業務について、実務に沿った形で要点を押さえて詳しく説明されています。WEBディレクター経験者が執筆したのでしょうね。各工程における説明は見開き2ページで、左側に要点5点と本文、右側に図版で視覚的に説明されていて、とても理解しやすかったです。
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<br />この本のターゲットとしては、ディレクター業務希望者やこれから業務に就く人が読むと参考になることが多いと思います。さっと目を通すだけでも、たくさんヒントが得られるし、未経験の作業に当たった時に、この本が参考になると思えば何もないよりかは心強いのではないでしょうか。
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<br />かなり先を見越して書かれているので現状でも十分実用に足りますし、基本的な実務フローは簡単に変わったりしませんが、マーケティング、技術面など進歩が早い内容については、これからは自分で多少、補足しないといけないでしょうね。WEB技術の進歩はとても早いです。
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<br />価格は高いですが、内容を考えるとかなり割安だと思います。個人で持つより会社に一冊あると便利な本ですね。
まずこの本の目的についてです。
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<br /> WEBディレクションの流れを解説したいのか、特定の部分を掘り下げて解説したいのかはっきりしていません。
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<br /> 流れを知りたくて読むと途中で無駄な掘り下げがあって邪魔され、特定の部分を詳しく知りたいと思って読むと言葉足らずで終わってしまっていてすっきりしない、という状態に陥ります。
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<br /> 次は文章表現についてです。
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<br /> 100以上ある各項目において5つずつ重要なポイントが述べてあります。合計すると500以上の重要なポイントが述べてあることになります。このポイントの書き方が非常に分かりにくいです。言葉の定義を述べていたり、ノウハウを述べていたりと全く統一性を欠いているので読んでいて非常に疲れます。
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<br /> 本文も同じ感じで話が飛びまくるので分かりにくく疲れます。用語説明の後、主張と根拠を述べ、実例を提示するという形に統一してくれればどれほど分かりやすくなるか分かりません。
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<br /> 以上の2点が致命的で、且つ高価格なので星1つとさせていただきました。
webに関わるのならまずこの本を読むことをオススメします。
<br />初心者の方は各項目の見出しを流し読みして、気になったところだけ深く読んでいけば、短期間でweb制作の流れが分かると思います。
<br />経験者の方でも自分の業務範囲外のことや知っているようであやふやなことがきちんとおさえられるので重宝します。
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<br />この本を読んでから各ジャンルの専門的な書籍を読んでいけば、自分流のweb制作ができること間違い無しです。