Multiboot ブートローダのgrubをインストールしてみました。
/usr/local/src/以下にgrubを落すことにします。
# cd /usr/local/src/
gnu.orgからgrub-0.90.tar.gzをダウンロードしましょう。
展開します。
# tar zxvf grub-0.90.tar.gz
すると、grub-0.90というディレクトリができますので移動してconfigし、インストールしましょう。
# cd grub-0.90
# ./configure
# make
# make install
grub-0.90以下に生成されたstage1,stage2という実行ファイルをフロッピーにコピーします。
(stage1はstage1というディレクトリに、stage2はstage2というディレクトリにそれぞれ
あるので注意してください。)
# cd stage1
# dd if=stage1 of=/dev/fd0 bs=512 count=1
stage2に移動して、stage2というファイルをフロッピーにコピーします。
# cd ../stage2
# dd if=stage2 of=/dev/fd0 bs=512 seek=1
stage2は/boot/grubというディレクトリにもコピーしておきます。
# mkdir /boot/grub
# cp ./stage2 /boot/grub
この時点でフロッピーからのブートが可能になっています。
再起動してbootをしてみましょう。
私のノートでは、ハードディスクは以下のように切られています。
windows2000(C-Drive) /dev/hda1
fat (D-Drive) /dev/hda5
/boot /dev/hda6
swap /dev/hda7
/ /dev/hda8
[LINUXを起動する時]
linuxを起動する時、基本的に使用するのは三つのコマンドだけです。
それはroot,kernel,bootです。
rootでカーネルのあるディレクトリを指定します。
# root (hd0,5)
(root (というコマンドを打った時点でTABを押せばhd0,fd0という補完が、
更にhd0を選んでTABを押せば全てのパーティションの一覧が現れますので、
それを参考にすると良いでしょう。)
すると、kernel /といれ、TABを押すことで/bootの下のファイルが表示できます。
bootの為にvmlinuz-***を指定します。(***にはご使用のkernelを指定してください。)
また、rootパーティションは/dev/hda8なのでそれを指定してやる必要があります。
(そうしないとKernel Panicが起こります。)
# kernel /vmlinuz-*** root=/dev/hda8
以上で、bootが可能になっています。bootしてみましょう。
# boot
これで、LINUXが起動するはずです。
[WINDOWS2000を起動する時]
windows2000を起動する時には、grubはブートローダーに制御を渡すまでの作業をします。
具体的には
# rootnoverify (hd0,0) // rootコマンドと同様にルートデバイスを指定するがマウントはしない。
# makeactive // ルートパーティションをアクティブにする。
# chainroader +1 // 先頭の1セクタを読み込む。
のようにします。
以上で、ブートができる状態にあるのでbootコマンドを実行します。
# boot
WINDOWS2000が立ち上がるはずです。
|
Linuxの哲学
↑ご購入は、こちらからどうぞ。
内容(「MARC」データベースより) LinuxはWindowsより圧倒的に優秀で、かつ、機能的に本格的&高度である!
ソフトウェアの細部を知り、学び、改造することもできるLinuxオペレーティングシステムの「敷居を低くする」書。
Linuxの哲学 著者の経験を基にLinuxとはどのようなものか,初心者がつまずきやすいポイントはどこかを解説した入門書。体系だった知識ではなく著者の経験知を伝授することで,著者と同じようにLinuxにとまどいを感じる初心者を力付けることを目指す。cpコマンドでの再帰コピーが不完全(p.203)といった経験知ゆえの間違った記述も散見されるが,メッセージ性が高いため従来の入門書で訴求できなかった層にもLinuxの利用を広められそうだ。
(C) Amazon.co.jp
|
|
詳解UNIXプログラミング
↑ご購入は、こちらからどうぞ。
内容(「BOOK」データベースより) 本書では、UNIXシステムのプログラミングインタフェース、つまり、標準Cライブラリで提供されるシステムコールインタフェースや多くの関数について解説し、UNIXで稼働するプログラムを書く人を対象としている。
内容(「MARC」データベースより) UNIXシステムのプログラミングインタフェースの解説書。標準Cライブラリで提供されるシステムコールインタフェースや関数について、多くの例題をあげて解説する。ソフトバンク94年刊の新装版。
(C) Amazon.co.jp
|