pumpでDHCPの名前を名乗るに関連して、Vine
Linuxでの
host名の設定の仕方について述べておきます。
Vine Linuxをインストールするとき、その途中でhostの名前を設定しますが、
再度変更したくなったとき、どうすればよいかということです。
pumpでプロバイダから与えられた名前を名のらなければならないとき、
上記、pumpでDHCPの名前を名乗るには、
pumpにオプションをつけてその名前を名乗る方法を記述しました。
ですが、普段使うhostの名前がプロバイダから与えられた名前でよければ、
pumpとhost名を分ける必要がないため、hostに直接その名前を
付けることで、IPを取得できます。
(この場合、pumpに引数をつけるように設定しなくても構いません。)
そこで、ここではVine Linux 2.1などRed Hat系ディストリビューションでの
host名のつけ方について記述します。
host名はboot時に/etc/HOSTNAMEから読み込まれるようなのですが、
その名前は、/etc/sysconfig/network以下の記述により定められるため、
/etc/sysconfig/network以下にHOSTNAMEの設定をすることで
hostの名前を指定することが出来ます。
例:
----------------------------
NETWORKING=yes (ネットワークを使うかどうか)
FORWARD_IPV4=true(IP Masqueradeを使うかどうか)
HOSTNAME=(好きな名前)←ここを設定。
ここで指定した名前は、/etc/HOSTNAMEに書かれ、
bootの時に名前が読み込まれます。
(以上の記述は、/etc/sysconfig/networkへの記述と
/etc/HOSTNAMEとの名前を変えた後、
再起動してみたところ、/etc/HOSTNAMEの
内容が、network以下の名前に変わっていたことから推測しています。
また、Man
Page Of hostnameなども参考にさせていただきました。
誤りなどありますようでしたら、ご連絡いただければ幸いです。)
従って、例えば、DHCPで名前を名のらなければならない場合には、
/etc/sysconfig/networkに
HOSTNAME=プロバイダが指定したホスト名
の記述をすることで名前を名乗ることが出来るわけです。
上記設定をし再起動をすると
Vine Linux 2.1では、コマンドプロンプトが
[user名@host名 現在のディレクトリ]
のような形になるでしょう。
DHCPへの名前の名のり方については例えば、JFの
Red
Hat Linux 6.Xで構築するホームネットワークのインターネットゲートウェイ: ネットワークの設定
のうち、特異なDHCPへの対応の部分を読まれると参考になると思います。
またMan
Page Of hostnameによればコマンドで
hostname (好きな名前)
と打つとホストの名前を変えることができます。
(上記コマンドでは見た目上、
[user名@host名 現在のディレクトリ]
も、/etc/HOSTNAME、/etc/sysconfig/network
の内容も変わらないので一見、変わっていないような気がするのですが、
# hostname
とコマンドを打つと入力した名前がきちんと出力されるようです。
このようにした場合でも、再起動すると結局、
/etc/sysconfig/networkの名前が採用されますので
もし不都合がなければ、
/etc/sysconfig/network以下に名前を書き、
host名を変更したいときには適宜名前を変え
再起動して、それを反映させるという形が
一番いいと思います。
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