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x ネットワークカードの設定の流れ 1.Linux対応のネットワークカードを購入する Linuxでネットワークカードの設定をする際、もっとも重要です。 メーカー各社は、公式にはWindowsへの対応だけを標榜していることが多く、Linux対応のドライバを正規に付属していることはほとんどありません。 そのため、各ネットワークカードのためのLinux用ドライバは世界中のボランティアの人が、それぞれに作成しているのが現状です。 (実際には、Donald J. Beckerさんというものすごい人がいて、その人が一人で非常に多くのドライバを作っています。) このような状況のため、対応するドライバがあるかどうかによって、作業の辛さには天地の差が出ます。 対応するドライバがあれば、非常にすんなり、ネットワークに接続することができます。 しかし、もし、対応するドライバがなかったり、まだ、対応が始まったばかりだと、ネットワークへの接続は非常に大変な作業になります。 ネットワークカードの認識(一般には、接続機器の認識)はLinuxにおける鬼門の一つです。 2.kudzuをたちあげる もし、適切なネットワークカードを選んでいる場合、kudzuを用いることで簡単に設定することができます。 具体的には、 runlevel として、現在のランレベルを調べ、 chkconfig --level [現在のランレベル] kudzu on として、Linux起動時にkudzuが起動するようにします。 上記の設定が終わったら、 shutdown -r now として、Linuxを再起動してください。 すると、Linux起動時にkudzuが新しく追加されたネットワークカードを自動的に見つけてくれますので IPアドレス、 ネットマスク、 デフォルトゲートウェイ、 プライマリDNS などの情報を入力してください。 きちんと設定できればネットワークにつなぐことができるはずです。 3.kudzuは具体的には何をやっているのか? Linuxをネットワークにつなぐためにやらなければならないことは、次の二つです。 i) ネットワークカードの認識 ii) IPアドレスの設定 それぞれについて記述します。 i) ネットワークカードの認識 Linuxのドライバの設定は、/etc/modules.confファイルに記述します。 具体的には alias eth0 eepro100 のようにalias (設定したい接続機器) (対応するドライバ) の順番で、記述します。 Linuxでは、ネットワークカードは、eth0、eth1のように記述していきます。 ii) IPアドレスの設定 ネットワークカードの認識ができたら、IPアドレスやネットマスクなどのネットワーク情報を設定しましょう。 ネットワーク情報の設定は、 /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0 ファイルに記述します。具体的な設定は以下のようになります。 DEVICE=eth0 # デバイスを指定します。ifcfg-eth0には、eth0の設定を記述しますので、eth0としてください。 あとは、/etc/rc.d/init.d/network restart とすれば、ネットワークがつながります。(ただし、ONBOOT=yesになっている場合に限ります。) ifup eth0としてもかまいません。(こちらは、ONBOOT=noになっていても起動します。) Linux起動時にネットワークを有効にするには、ONBOOT=yesとし、chkconfigで起動時にnetworkが起動するようにしてください。
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