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DNSによる問い合わせ方法 ここでは、DNSの実際の問い合わせ方法について記述します。 例として、dell.co.jpドメインにいるクライアントからwww.mm-labo.comにアクセスするときの問い合わせ方法を以下に示します。 クライアントは図にある順番に従って、問い合わせを行います。 (1) まず、クライアントは、自分の登録しているDNSサーバーにIPアドレスの問い合わせを行います。 (2) dell.co.jpのDNSがwww.mm-labo.comのIPアドレスを知らない場合、ルートサーバーにwww.mm-labo.comのIPアドレスを問い合わせます。 (3) ルートサーバーは、mm-labo.comのネームサーバーのIPアドレスを知っているので、そのIPアドレスをdell.co.jpのDNSに返します。 (4) そこで、dell.co.jpのDNSは、mm-labo.comのネームサーバーにIPアドレスを問い合わせ、www.mm-labo.comのIPアドレスを知ります。 (5) dell.co.jpは、得られたwww.mm-labo.comのIPアドレスをクライアントに知らせます。 (6) クライアントは、DNSから得られた情報を元にwww.mm-labo.comとの通信を開始します。 なお、一度問い合わせられたアドレスについては、再度問い合わせが行われる可能性があるため、リゾルバやネームサーバーは、その情報をしばらくキャッシュします。この機能により、ルートサーバーへの毎回の問い合わせをする必要がなくなり、パフォーマンスの低下を防ぐことが出来ます。
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