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パケット交換/packet パケットとは、日本語に訳せば、小包の意味であり、ネットワーク用語としてこの言葉が用いられるときには、ネットワーク上を流れるひとかたまりのデータのことをいいます。 インターネットで利用されているネットワークは、必ずしも信頼できるものではありません。そのため、あまりにも大きなデータを送ってしまうと、データの途中で壊れたり、データの一部がなくなってしまうなどといったことが仮に起こったとき、再送してもらうのが非常に大変になります。また、それまでに送ってもらったデータもすべて無駄になってしまうことになります。 そこで、現在のネットワークではデータをパケットという小包に分けて、データが壊れても、そのデータを含む一部のパケットだけを再送してもらえばよいようにしています。データをパケットに分けることで、ネットワークの資源がより効率的に利用できるようになるわけです。 各小包には、送信側のコンピュータにより、サーバーのIPアドレスや送信元のIPアドレス、データの順番などを記したデータ番号など、復元のために必要なデータが記述されていきます。 これは、実際に小包を送るときに小包に荷札をつけるのに似ています。 コンピュータの世界では、この荷札のことをヘッダ、或いは、ヘッダ情報といいます。 受信側であるコンピュータは受け取ったデータの荷札。ヘッダ情報に基づいてデータを下の形に再構築するのです。 このようなことができるのは、データがデジタル信号であることの大きな利点の一つだといえるでしょう。
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