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IPアドレスとは IPアドレスとは、世界中にあるコンピュータを一意に決めるための住所のようなものです。IPアドレスは、ネットワーク上に接続されている全てのコンピュータの中から、通信を行なう相手を識別するために用いられます。 IPアドレスは、32ビットの整数値により表現されます。 TCP/IPで通信を行なう場合、各コンピュータには、このIPを割り当てる必要があります。コンピュータの扱うことのできる数値列は2進数であるため、IPアドレスもまた2進数で表されます。 しかし、2進数は、人間がそのまま取り扱うには、分かりにくい数字です。 そのため、IPアドレスは、8ビットを一塊とし、それを4つ組み合わせて表現します。 組み合わされた数字は、10進数で表され、区切りはピリオド(.)によって表されます。 例えば、次のように表現されます。 表 IPアドレスの表現方法 11000000 10101000 00000001 00000001 (IPアドレスはもともと左のような2進法により表現されています) 11000000|10101000|00000001|00000001 (2進数の数字に対し、8ビットずつ区切りを入れます) 192.168.1.1 (区切りを一塊と見て人間にわかりやすいように10進法による表現に直します) IPアドレスで表すことのできる数字のパターンは、数字の上では、2進数で32桁の数字で表すことのできる組み合わせの数になります。実際に計算してみると 2^32 = 4,294,967,296 ですので、およそ、43億となります。つまり、数字的には最大で43億台のコンピュータをインターネットに接続できることになるわけです。 しかし、IPアドレスの仕組みから、実際には、ネットワークに接続できるコンピュータの数はもっと少なくなります。以下では、その理由を述べると共にIPアドレスが従っている仕様について記述します。
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