初心者のための日本史研究
初心者のための日本史研究
Welcome to MM-Labo.com / Mitsuharu Matsumoto Laboratory
 
初心者のための日本史研究MM総合研究所外部研究員である鈴木タロヲ氏による日本史に関する解説です。
本カテゴリの著作権は鈴木タロヲ氏に帰属します。
旧石器時代と縄文時代 | 縄文時代の謎と特徴 | 縄文から弥生へ | 弥生時代概要 | 邪馬台国の謎 | 古代史の謎 | 空白の古代日本 | 騎馬民族征服説 | 出雲にあった?幻の古代国家 | 倭の五王の謎 | 古墳はいつ誕生したか | 古墳の構造とその変遷 | 大和政権の誕生 | 大和政権の構成 | 土地制度 | 渡来人たち | 古墳時代の人々の生活 | 埴輪の謎 |
 
●トップページ
 
●研究員紹介
●研究所規則
●著作権・免責・リンク
●掲示板
●アクセス解析
●お問い合わせ
●更新情報
 
仕事関連

▼お仕事のご依頼

執筆、取材、講演のお問い合わせはこちらからお願いします。

▼広告のご依頼

MM-Labo.com内への広告のご希望はこちらからお願いします。

サーチ


サイト内を検索
WWW全体を検索

Powered By Google

 

倭の五王の謎

5世紀の中国の歴史書「宋書」倭国伝には、讃(さん)・珍(ちん)・済(せい)・興(こう)・武(ぶ)の5人の倭国の王が名を残している。

これがいわゆる「倭の五王」で、それぞれ「日本書紀」に登場する仁徳(にんとく)・反正(はんぜい)・允恭(いんぎょう)・安康(あんこう)・雄略(ゆうりゃく)の各天皇ではないかと考えられているが、確かではない。

この五王はそれぞれ中国からいくつもの称号を与えられており、特に「武」には、まるで朝鮮半島南部の支配を任されたかのような称号があたえられている(実際は名誉職であったらしい)。

なぜ、倭の五王はそれほどまでに称号を欲しがったのか。

実はこの頃の倭国は、朝鮮半島内の紛争に積極的に介入している。

理由は、高句麗の南下である。高句麗は北方の騎馬民族国家であったが、朝鮮半島南部へと盛んに軍を送り込んでいた。

これに対して朝鮮半島南部の百済(くだら)・新羅(しらぎ)・伽耶(かや)の三国はある時は共闘し、またある時は敵対して生き残りをはかり、倭国の加勢も頼りにした。

この事は「広開土王碑(こうかいどおうひ)」に詳しく書かれている。

強大な軍事力を持つ高句麗は、中国にとっても手に余る存在だった。

そんな時に倭国の王たちが称号を獲得しようと、中国(宋)に働きかけていた。

しかし、「倭の五王が誰なのか」という点をはじめとして、朝鮮半島の争いに介入した倭国王たちの狙いや、なぜ介入が可能だったのか、そして「倭の五王」は本当は誰だったのかなど、まだ謎は多い。

●参考文献

 祐二 「完全制覇 古代大和朝廷の謎」 立風書房 1998

関 祐二 「古代史【謎解き事典】」 三修社 2004

写真と図解 日本の古墳・古代遺跡」 西東社 1999

直木孝次郎 「日本史」 実教出版 1999

↑ご購入は、こちらからどうぞ。

 
サーチ:
Amazon.co.jpアソシエイト

 

Amazonは本のオンライン販売で世界的に有名なオンラインショップです。

現在では、書籍だけでなく、CD、DVD、ビデオ、ソフトウェア、TVゲームなども販売しています。

boopleSearch

Boopleは、日販IPSが運営する本のオンラインショップです。

豊富な在庫量を売りにしており、書籍在庫45万点を誇っています。Boople = Book + Peopleという名前の通り、書籍に特化して販売を行なっているようです。

e-BookOffは、古本販売で有名なBookOffのオンラインショップです。

古本屋ですが新書も多く取り扱っており、Amazonで在庫のないものでも扱っていることがあります。より安く書籍を購入なさりたい方には、お役に立つかもしれません。

 

■トップページ ■研究員紹介 ■MM総合研究所規則 ■ 著作権・免責・リンクについて ■アクセス解析 ■お問い合わせ


Valid HTML 4.01!  Valid CSS! オンラインショップ aicrew.com

Copyright(C) 2002 - Mitsuharu Matsumoto All rights reserved.