リトルバイリトル 島本理生
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「リトルバイリトル」(島本理生)、書評

現役女子高生が書いた芥川賞候補の話題作なので、 ちょっと読んでみた。(4月からは立教大生だって)

最近良くある感じの微妙な恋愛小説?(と呼んでいいのかも微妙) 結局、中途半端な形で終わりを告げる小説。作者は続編でも 予定しているのではといった感じだった。 (C) まえぽんた様

 

リトルバイリトル 島本理生

リトル バイ リトル

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Amazon.co.jp 著者の島本理生は、15歳のときに短編小説「ヨル」で「鳩よ!」掌編小説コンクールの年間MVPを受賞し、17歳のときに書いた「シルエット」で第44回群像新人文学賞優秀作を受賞した才媛。少女の目から見た日常をみずみずしいタッチでつづった本書も、高校在学中に執筆された作品で、第128回芥川賞候補となった。文学と真摯(しんし)に向きあおうとする著者の姿勢が素直に表現された、さわやかな青春小説である。 高校を卒業したばかりの橘ふみは、母親と、父親違いの小学2年生になる妹との3人暮らし。入試直前に、2番目の夫と母親が離婚したために進学をあきらめ、バイトをしながら家計を助けている。ある日、ふみは母親の勤める整骨院で、キックボクシングの選手だという青年・周と出会う。子どもっぽい母親、書道教室の老夫婦、気の強い周のお姉さん、行方のわからない実父。ふみは、周との恋を育てながら、「少しずつ(little by little)」彼らとの距離を縮めていく。 「淡々と流れていく日々を照らす光を書きたかった」と「あとがき」で語る著者は、大げさな表現や派手なストーリー展開を用いることなく、登場人物たちの心の揺れ動きを、ていねいに言葉を選びながら積み重ねていく。そうした落ちついた筆致の中に、ラブホテルで周の首を締めようとする場面など、独特の感性がきらりと光っている点が印象的である。本書には確かに、10代の心にしか捉えることのできない世界の情景が、まばゆいばかりの輝きを放って存在している

「リトルバイリトル」に関する僕の書評については、左記をご覧下さい。

  
 
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