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ここでは、僕以外の人が掲示板に書き込んでくださった書評についてご紹介いたします。投稿された内容の著作権は投稿者個人に属します。 (注)僕自身が記述した書評については、僕はこんな本を読んできたをご覧下さい。 |
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「新撰組血風録」(司馬遼太郎)、書評「新選組血風録」司馬遼太郎・著 を読みました。 最初は取っ付きにくかったですが、段々武士の隊規に則さねば切腹、斬首などの新撰組の武士の美学に、一種の清々しさを覚えました。土方歳三の政治力と人物を見る目は見事ですね。 「芹沢鴨の暗殺」の章がもっとも印象的です。暗殺に荷担しながらも、「芹沢さん可哀相だなあ」といい、それと同じ口で「一太刀目は私ですよ」ともいう沖田総司のえたいのしれなさ(この言葉は文中から取っていますが)は凄みがありました。しかも当時彼はおそらく二十歳を超えていません。 数年前に映画化された大島渚監督の「御法度」は本著の「前髪の惣三郎」からきています。映画を観た方はその辺りから読むと取っ付きやすいかも・・・ (C) ソウシロウ 様
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