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ここでは、僕以外の人が掲示板に書き込んでくださった書評についてご紹介いたします。投稿された内容の著作権は投稿者個人に属します。 (注)僕自身が記述した書評については、僕はこんな本を読んできたをご覧下さい。 |
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「大盗禅師」(司馬遼太郎)、書評司馬遼太郎さんの作品って、歴史上の偉人の人生(大体一人)を通してどう生きるべきかということを説く形が一般、、、ですよね?
この大盗禅師は司馬遼太郎さんの作品の中でも幻想、幻術、幻戯の類に属すそうで「一般的」なものとは違うそうです。副主人公が3人くらい存在するし、主人公は悩める存在。その主人公が由比小雪や鄭成功などと出会い、世の中を知って、成長していく、というお話です。 「幻」がふんだんに出てきて始め受け入れがたいものがあったのですが、読み終わるころには(2,3ヶ月かかりましたけど...)そんなものかもな、と思うようになりました。 司馬遼太郎さんはこの作品を唯一全集にいれなかったそうです。最後の解説には「(上のような)一般に合わず、目標とするような生き方を示す作品じゃないから」と分析してありました。 私は運悪く、変り種の作品しか読んだことないので、今度、主流派の作品を読んでみようと思います。 そう、個人的な感想を。
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