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「イソップ物語」(イソップ)、書評イソップは、紀元前600年頃にギリシアに実在した人物だといわれている。 うさぎとかめ。ありときりぎりす。北風と太陽。金の卵を生むガチョウ。 恐らく、誰しも知っている物語の非常に多くがイソップ物語をその出典としている。 あとがきによると、イソップはもともと奴隷として働いていたのだけれど、寓話作家としての非凡な才能を認められ、その後自由の身となったらしい。 イソップ物語は正論を唱えることを許されなかった当時の時代背景から、その正論を物語に託した物語といわれており、そのために非常に短い話の中にも教訓や風刺が織り交ぜられている。 例えば、イソップ物語には、毛利元就の三本の矢、などに酷似した物語もあり、世の中にある多くの物語の原型のほとんどを網羅してしまっている感すらある。 ちなみに、アリとキリギリス。は原本では「せみとあり」という物語であるそうだ。 なお、僕が読んだのは、新書館のイソップ物語で下記の画像のものではないのですが、Amazonで在庫が切れているようなので下には別の本も紹介しておきます。
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