「アフィリエイト マーケティング―究極の販売・広告チャネル」(松本洋志、柳沢安慶)、書評
アフィリエイトマーケティングは、Amazonが1995年に開始したアソシエイトプログラムに端を発する比較的新しい広告形態である。
そして、現在インターネット広告の形として急速に広まりつつあるマーケティング方式でもある。
本サイトでもAmazonを含め、いくつかのアフィリエイトプログラムに参加しており、サイト内カテゴリとして紹介してもいる。
本書中にも述べられているが実際にサイトを運営するときには、ASP(Affiliate
Service Provider)といういわゆる仲介業者に登録し、各ASPが用意したリンクをサイト内に張ることでアフィリエイトサイトとなることが多い。
本書は、その数あるASPのひとつであるA8.net
の運営会社であるファンコミュニケーションズの取締役が書いた一冊である。
文章はやや横文字が多い。
内容的には、
アフィリエイトを運営するときの実務。
成功報酬の設定方法。
必要な人員数、また、有利な業種。
などサイト運営者よりは、むしろ広告主にとっての効果や利点などが多く取り上げられ、論じられている。
とはいえ、コンピュータや家具、書籍などオンライン販売の実際がデータとして載せられているし、アフィリエイトの考え方についても基本的な部分はわかるように書いてあるので、サイト運営者も一度は読んでおけば参考になるところもあるだろう。
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アフィリエイト・マーケティング―究極の販売・広告チャネル
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Amazon.co.jp
いまECサイトへの集客や販促のコスト意識の高まりから「アフィリエイト・マーケティング」が注目されている。その起源は1995年にAmazon.comが始めたアソシエイト・プログラムだといわれている。アフィリエイト(Affiliate)とは「加盟する」「提携する」という意味を持っていて、アフィリエイト・プログラムとは、言い換えれば成功報酬型バーチャル代理店システムのことだ。
あるWebサイトやメールマガジンが、バナー広告やテキストでECサイトへのリンクを掲載し、訪問者・読者を誘導。訪問者がそのリンクから商品を購入したり、会員獲得やアンケート回答が得られたりすると、その売り上げなど成果に応じてコミッションが支払われる。80%を占める個人や企業のWebサイトをエリアターゲットにできるアフィリエイト・プログラム。扱う商品やサービスが魅力的であれば、膨大な数のWebにまたたく間に販売チャネルが構築できる最強のネットマーケティングという。
本書は夕刊紙などでアフィリエイト・マーケティング解説の連載を担当する著者が、日本人のために書き下ろした一級の解説書だ。扱われる話題は書籍から自動車などの物販や保険・金融・証券会社、旅行代理店などの業種別の米国事情紹介、マルチ商法との違いやビジネス特許問題、最適な担当者の資格など、現場の人が本当に知りたいことがわかるのがうれしい。
ボリュームがさほど多くないので、アフィリエイト・マーケティングを知るために最適だ。著者は、アフィリエイト・プログラムはネット時代の新ケイレツ・チャネルになり得ると説く。物販やECサイトにかかわる人は当然として、インターネットビジネスにかかわるすべての人にすすめたい良書である。(保坂昇寿)
内容(「BOOK」データベースより)
アフィリエイト・プログラムは、80%を占める個人や企業のホームページをエリア・ターゲットにする。扱う商品・サービスが魅力的であれば、膨大な数のホームページにまたたく間に販売チャネルを構築できる最強のネットマーケティングである。では、その手法とは?その効果とは?本書では、米国、日本における活用例を数多く紹介しながら、わかりやすく解説する。
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