「あい」(高田郁)、書評
あい 永遠に在りは、みをつくし料理帖で知られる高田郁さんの小説。
みをつくし料理帖はフィクションであったが、本作は実在の人物関寛斎の妻あいを主人公にした小説である。
あまり詳しくはないのだが、関寛斎という人はこれまでにも何度か小説の題材になっている名士のようで、今回は今まで取り上げられていなかった妻あいの人生とその視点からの寛斎の人生を描いているようだ。
主人公であるあいと夫寛斎、幼いころに淡いつながりはあったものの親が決めた結婚でありながら、長く寄り添った純愛物語である。
書き方にみをつくし料理帖との通じるものを感じる。
登場人物がみをつくし料理帖に比べて多く、人物のいる場所もちょいちょい移動するせいか場面の切り替わりをうまく把握できなかった部分があった印象。もう少し読み込みがいるのかもしれない。
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あい 永遠に在り
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内容紹介
齢73歳にして、北海道開拓を志した医師・関寛斎。藩医師を経て、戊辰戦争における野戦病院での功績など、これまでの地位や名誉を捨ててまでも寛斎は北の大地を目指した。その彼を傍らで支え続けた妻のあい。幕末から明治へと波乱の生涯を送った二人の道程を追う歴史小説。妻の視点から描く、歴史の上に実在した知られざる傑物の姿とは――。そして、二人が育んだ愛のかたちとは――。高田郁が贈る、歴史小説にして最高の恋愛小説! ! 愛する事の意味を問う感動の物語。 --このテキストは、単行本版に関連付けられています。
内容(「BOOK」データベースより)
上総の貧しい農村に生まれたあいは、糸紡ぎの上手な愛らしい少女だった。十八歳になったあいは、運命の糸に導かれるようにして、ひとりの男と結ばれる。男の名は、関寛斎。苦労の末に医師となった寛斎は、戊辰戦争で多くの命を救い、栄達を約束される。しかし、彼は立身出世には目もくれず、患者の為に医療の堤となって生きたいと願う。あいはそんな夫を誰よりもよく理解し、寄り添い、支え抜く。やがて二人は一大決心のもと北海道開拓の道へと踏み出すが…。幕末から明治へと激動の時代を生きた夫婦の生涯を通じて、愛すること、生きることの意味を問う感動の物語。
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