「青二才の頃-回想の70年代」(清水義範)、書評
清水義範氏は「蕎麦ときしめん」や「国語入試問題必勝法」などユーモア溢れる作品で知られる作家として知られている。
「ぼくんち」などで有名な西原理恵子氏と組んで、「おもしろくても理科」や「どうころんでも社会科」などの本も出している。
70年代。清水義範氏にとって、それは20代から30代への雌伏の時だった。
本書は、作家になりたいと思いながらもなかなかなれなかった、氏自身の70年代を回想したエッセイ集である。
本書では70年代当時の世相や流行などを回想しながら、それと平行して起こった氏自身の生活の起伏を記述している。
何をやるにしても、ものになるまで10年かかるとよく言われる。
氏にしてもそれは同様で、作家になりたいと思っていた大学の卒業の時点から最初の文壇デビュー作が出るまで、10年かかっている。
非常に順調に作家になることができる人がいる一方で、清水氏のように時間をかけて文壇デビューしている人が大勢いるのだという事実は、現在、作家を目指している人には力になるのではないだろうか。
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青二才の頃―回想の’70年代
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出版社/著者からの内容紹介 今よりは少し貧乏で今よりはずっと元気だった日本!当代の小説家が快調に綴る思い出エッセイ。
1970年は昭和でいうと45年。昭和22年生まれの私が、1年浪人しているので大学4年生になる年だ。いきなり個人的な話になるが、いろんな意味でアセっていた頃だった。その頃の私はもうはっきりと、将来は作家になりたいと決めていた。──(本文より)
内容(「BOOK」データベースより) 今よりは少し貧乏で今よりはずっと元気だった日本!当代の小説家が快調に綴る思い出エッセイ。
内容(「MARC」データベースより) 「1970年は私が大学4年生になる年だ。いきなり個人的な話になるが、いろんな意味でアセっていた頃だった。」
今よりは少し貧乏で、今よりはずっと元気だった日本。70年代を振り返る思い出エッセイ。
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