エミーとレニー 2匹のねずみのお話
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「エミーとレニー 2匹のねずみのお話」(デービッドハチェンス)、書評

 昔、「チーズはどこへ消えた?」という短い物語がベストセラーになった。

 本書のタイトルを見てまず思いついたのがそのことだった。

 本書では、エミーとレニーという2匹のレミングが主人公なのだが、喩え話が人間へのメッセージになっているという手法は、チーズはどこへ消えた?と変わらない。

 本書のメッセージは、自分が何者なのか、何をするべきなのかを自分に問いかけ、最終的にそれを見つけること。

 その大切さを、本書ではレミングの話に置き換えて繰り返し訴えている。

 訴えているメッセージはそれほど目新しくはないが、クリエイティブテンション、自己マスタリーという言い回しは今までに聞いたことがなく、参考になった。

 いわゆるお説教と捕らえないで、軽い読み物として楽しむとよいであろう。

エミーとレニー 2匹のねずみのお話

↑ご購入は、こちらからどうぞ。

内容(「BOOK」データベースより)
レミング(たびねずみ)のエミーは、どうしてレミングは崖から飛びおりる習慣があるのかについて疑問を持ちはじめます。飛びおりに抗議する集会で知り合うことになったレニーとともに、自分の存在意義やレミングの社会に対して自分たちがどんな役割を持つかなどについて意見を交換し、「なぜ、そうなの?」とものごとの本質を深く考えていきます。そして、"ある方法"を使って、とうとう自分たちが果たす役割を発見します。

内容(「MARC」データベースより)
どう変わればいいのかわからない…。迷路に迷い込むことなく、自分が望んだ結果を生み出し続けるようになるヒントを、エミーとレニーの2匹のねずみが教えてくれます。

  
 
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