「Windowsはなぜ動くのか」(天野司)、書評
本書は技術書としては異例のベストセラーになった「プログラムはなぜ動くのか」の続編である。
「プログラムはなぜ動くのか」や「コンピュータはなぜ動くのか」は「Visual
C++〈1〉はじめてのWindowsプログラミング プログラミング学習シリーズ」などで知られる矢沢久雄氏が書いたものだったが、本書は作者が異なっている。
「○○はなぜ動くのかシリーズ」が今、たくさん作られ始めていて、おそらく日経BPはこれをシリーズ化するのではないだろうか。
Windowsがどうして動くのかを、MS-DOSやWindows3.1からの歴史的経緯から詳しく述べている。
マルチタスクやマルチウィンドウ、プログラム連携などのOSの基本的機能が、Windowsでどのように実現されているのか、図を用いながら原理的な考え方まで詳述していて好感が持てた。
本書は非常に分かりやすく、ためになった。Windows上でプログラムを組む人にもきっと役に立つ一冊であろう。
タイトル通り、Windowsがなぜ動くのかを理解するのにとても役に立つ一冊である。
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Windowsはなぜ動くのか
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コンピュータ書としては異例のベストセラーとなった『プログラムはなぜ動くのか』に続編が登場。著者は違うが、わかりやすい内容と見やすいレイアウトはそのままに、今回はWindowsのしくみを徹底解明することを主眼に置いている。
ユーザーレベルなら、さほどコンピューターに詳しくなくても簡単に使えてしまうWindowsだが、そのしくみはいったいどうなっているのだろう。本書は、そんな素朴な疑問に答えてくれる1冊だ。全部で8章に分かれており、Windowsが広く使われている理由やOSの基本的なしくみ、Windowsの特徴、マルチタスク、マルチウィンドウの謎、Windowsがさまざまなハードウェアで動く理由、プログラム連携のしくみ、ネットワークなど、Windowsに関連するあらゆるトピックを扱っている。より具体的には、「どうして複数プログラムがパソコンで共存できるのか?」、「DLLとは何か?」、「なぜWindows3.1/95は安定しないのか」などのトピックを扱っており、日ごろ疑問に思っていたことをすっきり解消してくれる。
『プログラムはなぜ動くのか』同様、読者の知的好奇心をくすぐるような内容に仕上がっている。Windowsをよりうまく使いこなすための教養として、ぜひ読んでおきたい。(土井英司)
内容(「MARC」データベースより)
Windowsが、内部でどのように動作しているのか初心者にもわかりやすく解説する。Windowsが使われるワケ、マルチウィンドウのふしぎなど。2001年刊「プログラムはなぜ動くのか」の第2弾。
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