「バカの壁」(養老孟司)、書評
ちょっと前から、ものすごく売れている本。
(4月初版の本書は8月の時点で既に17刷。ちなみに、12月21日現在、amazonでの売り上げが1位である。すごい…。)
何で売れているのかなぁ。と気になって読んでみた。
どうやら養老さんの思うところを好きなように語ったエッセイであるようだ。
養老孟司さんのいうバカの壁とは自分の中に作られた思い込みの壁のことである。(違うかもしれないけれど)
人はあることを言ったとき、相手にも当然分かっているといういくつかの前提を持って話をする。
しかし、その前提をどこに引くのかというのが実際のところすごく難しいことなのだ。
まあ、そうかな。と納得いく部分もあれば、うーん。そうかな?と疑問を抱く部分もあり、ま、こんなもんかなという印象。
バカの壁という刺激的なタイトルが、これほどまでに売れている原因なのだろうか。
その理由が結構気になるところ。
文章の端々に論理的な飛躍がある気がするのだけれど、まぁ、そういう考え方もあるかな。という思いながら、ぱらぱらめくる感じの本であった。
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バカの壁
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出版社/著者からの内容紹介
「いくら話してもわかってもらえない」「想いがどうしても伝わらない」
誰もが味わう苛立ち、不快感。それを解くキーワードは「バカの壁」だった!
「"話せばわかる"なんて大嘘だ」と思ったことは誰にでもあるはず。「バカの壁」こそが、コミュニケーションの断絶を解くキーワードだ。この壁についてわかると、身の回りの話が通じない人の思考がわかる。大人と子供、上司と部下、さらにアメリカとイラクとでなぜ話が通じないのかもわかってくる。誰もがぶつかる人生の問題について、「こんなふうに考えてみては」と様々な視点を提示したエッセイ。
内容(「BOOK」データベースより)
イタズラ小僧と父親、イスラム原理主義者と米国、若者と老人は、なぜ互いに話が通じないのか。そこに「バカの壁」が立ちはだかっているからである。いつの間にか私たちは様々な「壁」に囲まれている。それを知ることで気が楽になる。世界の見方が分かってくる。人生でぶつかる諸問題について、「共同体」「無意識」「身体」「個性」「脳」など、多様な角度から考えるためのヒントを提示する。
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