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「ビルゲイツ@思考スピードの経営」(ビルゲイツ)、書評一風変わった題名の本書は、マイクロソフト社の創始者であるビルゲイツ氏が記した経営理論についての書籍である。 基本的に、本書で述べられていることは、情報をそれぞれに共有し、それを利用するスピードの重要性、そして、それを実現する手段としてのデジタル機器の有用性を非常に強く述べている。 WindowsやMicrosoft Officeなど、コンピュータに強く関わる製品を扱っているマイクロソフトの経営者としての強調を差し引いても、デジタル機器の重要性が今後ますます高まることに異論はないであろう。 本書では、各企業における情報戦略の具体例として、デルコンピュータやマクドナルド、コカコーラなどの経営戦略などに触れている。 実際、現在、多くの企業は製品自体の性能で見れば大差ない製品を提供できる。 例えば、マクドナルドは、世界一おいしいハンバーガーを作っているわけではない。 デルコンピュータでなくても、コンピュータの性能は、基本的にはどのメーカーでも大差ない。 そして、Windowsを有するマイクロソフト社は、セキュリティの問題で、多くの非難を受けてきた。 マクドナルド、デルコンピュータ、マイクロソフト。 それら企業の優れているものは、製品そのものよりもむしろその経営戦略であるのだろう。 そして、その中で非難を受けながらも、より優れた製品を日々生みだそうとしているのだ。 お金を稼ぐ/ネット収入とその報酬-サイドビジネスによる副収入 講座
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