書評と引用 鎮魂歌-不夜城2 馳星周
■僕はこんな本を読んできた - 書評と引用 - ■
Welcome to MM-Labo.com / Mitsuharu Matsumoto Laboratory
 
 
●トップページ
 
●研究員紹介
●研究所規則
●著作権・免責・リンク
●掲示板
●アクセス解析
●お問い合わせ
●更新情報
 
仕事関連

▼お仕事のご依頼

執筆、取材、講演のお問い合わせはこちらからお願いします。

▼広告のご依頼

MM-Labo.com内への広告のご希望はこちらからお願いします。

サーチ


サイト内を検索
WWW全体を検索

Powered By Google

 

「鎮魂歌-不夜城2」(馳星周)、書評

 鎮魂歌(レクイエム)は馳星周 氏のデビュー作である不夜城の舞台:歌舞伎町の2年後の世界を描いた不夜城の続編である。

 今回は、前回、主人公であった劉健一の心理は前面に押し出されることがなく、楊偉民のように陰に回る存在になっている。物語は楊偉民に雇われた殺し屋の秋生と刑事崩れの滝沢とを軸にして進み、彼らの視点から2年後の歌舞伎町の勢力図が描かれていく。

 彼らが関わる事件に必ずあがってくる、楊偉民、劉健一という名前。

 秋生と滝沢という間接的な視点から劉健一を見ることで、2年間彼が何をしてきたのかが段々と明かされていく。

 馳星周 氏の小説のひとつの特徴は、裏切りや殺しなどといった人間の影の部分についての描写であるが、もうひとつは小説の始めでは隠されていた様々な出来事の謎解きにあると思う。

 その謎解きが、氏の小説の面白さのひとつであるだろう。

鎮魂歌 --不夜城2(文庫) 馳星周 文庫

鎮魂歌 --不夜城2(ハードカバー) 馳星周 ハードカバー

鎮魂歌(レクイエム)―不夜城 2 (文庫) 鎮魂歌―不夜城 2 (ハードカバー)

馳星周の作品

夜光虫(文庫) 夜光虫(ハードカバー)

↑ご購入は、こちらからどうぞ。

内容(「BOOK」データベースより) アジアの大歓楽街・新宿歌舞伎町を舞台に台湾・日本の半々健一が、中国系アンダーグラウンドで生き残るために、仕掛けた罠とは…!?『このミステリーがすごい』『週刊文春』等で96年度ベストワンに選出された暗黒小説の傑作。第18回吉川英治新人文学賞受賞作品。

内容(「MARC」データベースより) 歌舞伎町の黒社会を二分する北京系大物が惨殺された。新宿に再び不穏な空気が立ち篭め、裏切りと陰謀が渦巻く中、男たちは生き残りをかけた戦いを仕掛け始める。驚異のデビュー作「不夜城」の2年後を綴る待望の第2弾。 (C)Amazon.co.jp

  
 
サーチ:
Amazon.co.jpアソシエイト

 

Amazonは本のオンライン販売で世界的に有名なオンラインショップです。

現在では、書籍だけでなく、CD、DVD、ビデオ、ソフトウェア、TVゲームなども販売しています。

boopleSearch

Boopleは、日販IPSが運営する本のオンラインショップです。

豊富な在庫量を売りにしており、書籍在庫45万点を誇っています。Boople = Book + Peopleという名前の通り、書籍に特化して販売を行なっているようです。

e-BookOffは、古本販売で有名なBookOffのオンラインショップです。

古本屋ですが新書も多く取り扱っており、Amazonで在庫のないものでも扱っていることがあります。より安く書籍を購入なさりたい方には、お役に立つかもしれません。

 

■トップページ ■研究員紹介 ■MM総合研究所規則 ■ 著作権・免責・リンクについて ■アクセス解析 ■お問い合わせ


Valid HTML 4.01!  Valid CSS! MM-labo

Copyright(C) 2002 - Mitsuharu Matsumoto All rights reserved.