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「冬のソナタ」(キムウニ、ユンウンギョン)もともと、韓国のドラマだった「冬のソナタ」のノベライズ。 ちょっと前から、とても売れているようなので気になって借りてみた一冊である。 高校時代、初恋の人ジュンサンを交通事故で失ったユジンは、今、十年来の付き合いであるサンヒョクと婚約関係にあり、結婚を間近に控えている。 しかし、そんな中、ミニョンというジュンサンそっくりな人が現れる。 ユジンは高校時代の初恋の人との間に心揺れ動く。 という、いわゆる恋愛における心の揺れ動きを描いた作品。 設定自体は良くあるものだが、どういう結論にもできるので、どうなるのかなぁ?と思いながら読みすすめた。 昔、101回目のプロポーズで武田鉄也さんと浅野温子さんが婚約した後、浅野さんの昔の恋人にそっくりな人が現れるという場面があったが、読みながらそれを思いだした。 あれも、それも、これも起きるのね。というくらい、かなりいろいろなことが起きる作品である。 101回目のプロポーズでは、似た人は似た人ではあっても、昔の恋人ではないという結論になり武田さんのところに浅野さんが帰る形でハッピーエンドになるのだが、本書ではだいぶ違う。 あ、そう来ましたか。という感じでした。 本作は、韓国で大ヒットしたらしい。 余談だが、文章の端々で日本とは若干違う韓国ならではの考え方が見られたような気がした。
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