「阪急電車」(有川浩)、書評
阪急電車は、関西のローカル線である今津線の駅を一つ一つの駅を一つの物語の単位としてつづる有川浩の恋愛小説。
電車や駅から始まる恋。裏切られた男への結婚式への討ち入り。なくなった夫との思い出。
ひとつひとつの物語が、いくつかのであいを生み、その出会いをきっかけに次の物語が形成されていく。
いわゆるオムニバスな物語。
有川浩というと甘々な恋愛小説が得意な方だけれど、ただ、甘いだけの恋愛だけでなく、それ以外の物語も面白い。
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阪急電車
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出版社 / 著者からの内容紹介
恋の始まり、別れの兆し、そして途中下車……関西のローカル線を舞台に繰り広げられる、片道わずか15分の胸キュン物語。大ベストセ ラー『図書館戦争』シリーズの著者による傑作の連作集。
内容（「BOOK」データベースより）
電車は、人数分の人生を乗せて、どこまでもは続かない線路を走っていく―片道わずか15分。そのとき、物語が動き出す。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
有川 浩
高知県出身。2003年、『塩の街』で第10回電撃小説大賞“大賞”を受賞。受賞作に続き『空の中』『海の底』などの話題作を次々と発表、『図書館戦争』は「本の雑誌」2006年上半期ベスト1に選ばれた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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