はてしない物語 ミヒャエルエンデ
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「はてしない物語」(ミヒャエル エンデ)

 「はてしない物語」は「モモ」と並ぶミヒャエルエンデ氏の代表作であり、映画ネバーエンディングストーリーの原作である。

 590ページに及ぶ一大ファンタジーであり、非常に多くの人から読んでみるように薦められた本である。

 本書は物語として非常に面白い手法をとっていて、物語の中に本書と同じ「はてしない物語」という本が出てくる。

 そして、本書の中の「はてしない物語」の物語とその物語を読んでいる少年という二種類のストーリーが並行して進行していくのだ。

 物語の中でそれらのストーリーが交差し、物語を読んでいた少年が物語の中に入り込んでいく。

 物語の中で希望をかなえるごとに人間としての記憶を失っていく少年。

 最終的に物語のテーマは、何でもかなう失っていった記憶を取り戻すことになるのだ。

 物語の展開といい、その発想といい、かなり面白い一冊である。

はてしない物語 ミヒャエルエンデ

はてしない物語 (単行本)

はてしない物語 (上) (文庫)

はてしない物語 (下) (文庫)

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内容(「MARC」データベースより)
少年バスチアンが読んでいた本の中のファンタージエン国は、正体不明の「虚無」におかされ滅亡寸前に…。現実と物語が交じり合って壮大な世界をくり広げるファンタジー。

内容(「MARC」データベースより)
物語の呼びかけにこたえて本の世界に入り込んだバスチアンと、そこで出会ったアトレーユ。二人の少年がまきこまれてゆく不思議な冒険はどのような結末に? 人類の未来を問いかける異色のファンタジー。

  
 
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