「ホームレス作家」(松井計)
松井計氏は、この本を出版した当時、ホームレスだった。
そして、ホームレスになる前まで、実際に作家として執筆活動をなさっていた。
それほど売れっ子ではなかったとはいえ、いわゆる自称作家ではなく、年に数冊の本を出版する立派な作家であったそうだ。
普通の作家として活動しているにもかかわらず、いくつかの不運が重なってホームレスになってしまったのだ。
本書は小説家である松井計氏自身のホームレス体験をつづったノンフィクション小説である。
本書を読むと作家という地位が如何に危ういものなのか。ということがよくわかる。
体験に基づいて執筆しているだけあって、かなり読み応えのある小説に仕上がっている。
本書を契機に松井計氏は、本名である松井計という名前で作家活動をなさるそうだ。今後のご活躍に期待したい。
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ホームレス作家
(文庫)
ホームレス作家
(単行本)
「生きる」ってなんだろう
(6)ホームレスだったぼくからきみたちへ
ホームレスだったぼくからきみたちへ
書評
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内容(「BOOK」データベースより)
「公団住宅を強制退去処分になった私たちは、とうとう所持金も底を突き、新宿区役所を頼ることになった。妻子を預かってもらい、外へ出てみると、新宿の街は思っていた以上の寒さだ。長い夜になりそうだ、私はジャンパーの襟を立てながら、そう考えていた」―半年余りの路上生活を生き抜いた作家が再生を誓って書き上げた衝撃ノンフィクション。
内容(「BOOK」データベースより)
無収入。借金苦。信用の失墜。家賃滞納。公団住宅を強制退去処分。妻子との離別。半年余りの路上生活を生き抜いた作家が、再生を誓う決死の衝撃ノンフィクション。
内容(「MARC」データベースより)
ホームレスという蟻地獄に堕ち、そこから這い上がろうと苦闘を続ける、すぐれて内省的な告白の書。半年余りの路上生活を生き抜いた著者が、再生を誓う決死のノンフィクション。もはやホームレスは他人事ではない。
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