「プログラムはなぜ動くのか ― 知っておきたいプログラミングの基礎知識」(矢沢久雄)
「プログラムはなぜ動くのか」はコンピュータ関連書籍として異例の大ヒットを遂げたベストセラーである。
「Windowsはなぜ動くのか」、「コンピュータはなぜ動くのか」など日経BPの○○はなぜ動くのかシリーズの先駆けとなった書籍でもある。
筆者である矢沢久雄氏は「Visual
C++〈1〉はじめてのWindowsプログラミング プログラミング学習シリーズ」などを多数のコンピュータ関連書籍を執筆されている。
通常のプログラム解説書と異なり、プログラムをすることで内部のCPUやメモリに何が起こっているのかを記述している。
普段プログラムをするときには意識しない内部的な動きを絵で見て理解できるので参考になる。
例として載せられているプログラムは、ほとんど、初歩のレベルなので、プログラムにそれほどなじみのない人でも十分に理解することができるだろう。
実際にプログラムを組んでいる人、或いは、知識としてプログラムの動く仕組みを知っておきたい人は読んでみると良い本であろう。
最近では、本書「プログラムはなぜ動くのか」のヒットを受けて、コンピュータの仕組みについて書かれた本がたくさん出版されている。
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プログラムはなぜ動くのか
― 知っておきたいプログラミングの基礎知識
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プログラムはなぜ動くのか――。この問いに答えるのは、簡単なようで難しい。自分の書いているコードがマシン語に変換され、0と1の2進数で理解されていることは知っていても、実際にプログラムコードに対応してCPUがどんな動きをするのかをイメージできる人は少ない。
本書は、プログラムがどう動くのかを図解入りでわかりやすく解説した楽しい読み物である。基本的にプログラマーを対象としているが、各章末には丁寧な語句説明がついているので、コンピュータのしくみを詳しく知りたい人や、これからプログラムに挑戦する初心者にもおすすめできる。
内容は、CPUの内部にあるレジスタ、制御装置、演算装置、クロックの説明とこれらがプログラムに対応してどのように動作するのかという解説に始まり、2進数による四則演算、論理演算の説明、小数計算における問題点、メモリとディスクの関係、データ圧縮のしくみ、プログラムが動く環境、OSとアプリケーションの関係、ハードウェア制御の方法など、プログラマーが知っておくべきあらゆるトピックが網羅されている。適宜アセンブリ言語やC言語のコード例が示されているので、具体的にプログラムの動きを理解することができる。また、プログラマーを悩ますポインタ、配列などの解説やメモリを節約するプログラミング手法など、実際のプログラミングに役立つトピックも掲載されている。プログラミングをひと通りマスターしたプログラマーにとっても、じっくり読めば参考になる部分が多いだろう。プロ、アマを問わずすべてのプログラマーにおすすめしたい1冊である。(土井英司)
日経BP企画
プログラムはなぜ動くのか 知っておきたいプログラミングの基礎知識
プログラムはコンピュータ上でどのようにして動くのか――。こういったことを知らないプログラマは多いのではないだろうか。本書は,Visual Basic(VB)などのプログラマ向けに,プログラムが動く仕組みを解説した書である。具体的には,CPUの動き,2進数の特性,データ型やポインタ,ストアド・プログラム方式,データの圧縮方法,OSとアプリケーションの関係,アセンブリ言語,ハードウエアの制御方法――などを解説する。
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