コンスタンチノープルの陥落 塩野七生
■僕はこんな本を読んできた - 書評と引用 - ■
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「コンスタンティノープルの陥落」(塩野七生)、書評

 コンスタンティノープルの陥落は、ロードス島攻防記、レパントの海戦と続く塩野七生さんの3部作の第1作。 

 シリーズはオスマン帝国の西欧への侵略を主軸に記述されているが、第1作の本作は

 新興で今まさにその勢力を拡大しようとするオスマン帝国と、今まさにその生命を終えようとするビザンチン帝国の戦いを通して、西欧と東欧、新興と斜陽、イスラムとキリストの戦いを描く。

 最近久しぶりに塩野七生さんの著作を集中的に読んでいる。

 昔、読んだときはあまり頭に入らず、1,2冊読んでやめてしまった塩野七生さんの作品が、今、面白く読めるのが、われながら不思議。

 本というのは、読む時期によって印象が変わるものである。

  

コンスタンティノープルの陥落

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内容(「BOOK」データベースより)
東ローマ帝国の首都として一千年余も栄えたコンスタンティノープル。独自の文化を誇ったこの都も、しかし次第に衰え、15世紀後半には、オスマン・トルコ皇帝マホメッド二世の攻撃の前に、ついにその最期を迎えようとしていた―。地中海に君臨した首都をめぐる、キリスト教世界とイスラム世界との激しい覇権闘争を、豊富な資料を駆使して描く、甘美でスリリングな歴史絵巻。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
塩野 七生
1937年7月7日、東京生れ。学習院大学文学部哲学科卒業後、イタリアに遊学。’68年に執筆活動を開始し、「ルネサンスの女たち」を「中央公論」誌に発表。初めての書下ろし長編『チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷』により1970年度毎日出版文化賞を受賞。この年からイタリアに住む。’82 年、『海の都の物語』によりサントリー学芸賞。’83年、菊池寛賞。’93年、『ローマ人の物語1』により新潮学芸賞。’99年、司馬遼太郎賞。2002 年、イタリア政府より国家功労勲章を授与される。’07年、文化功労者に選ばれる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

  
 
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