「ガルシアへの手紙」(エルバート ハバード)、書評
ガルシアへの手紙。それは、エルバートハバード氏が「A Message
To Garcia」というタイトルで書き上げ、1913年の時点で4000万部を売り上げた世界的ベストセラーの一つである。
タイトルとなっているガルシアという人物も、ガルシアへの手紙も実際にあった話であり、著者であるエルバートハバード氏は、この史実をモデルに一時間でこの物語を書き上げたそうだ。
といっても、実際に、タイトルとなっている物語自体は十数ページしかない。
そこで、本書では、本として成立させるため、訳者であるハイブロー武蔵氏の解説という形で編集されている。
が、実際のところ、その解説はハイブロー武蔵氏の思想が多分に入っていて、好みの分かれるところである。
ガルシアの手紙は、本書以外にも、例えば、「ビジネスマンの父より息子への30通の手紙」の方で紹介されていて、そちらの方にも全文が翻訳されている。
僕自身は、「ビジネスマンの父より息子への30通の手紙」の方により心を動かされたので、ガルシアへの手紙そのものを読みたい場合には、どちらかというと、本書よりも「ビジネスマンの父より息子への30通の手紙」の方をお勧めする。
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ガルシアへの手紙
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Amazon.co.jp 世界的ベストセラー『ビジネスマンの父より息子への30通の手紙』のなかでキングスレイウォードも推薦している古典的啓蒙書『A
Message to Garcia』の翻訳に解説を加えた書。 ガルシアとは、かつてアメリカとスペインがキューバをめぐって戦争をした際、キューバにいた反スペインのリーダーのこと。本書は、大統領からの依頼を受け、どこにいるかもわからないガルシアに手紙を届けたローワンという将校をモデルに、自らの力で物事に取り組むことや、目の前の課題に勇気をもって挑むことの重要性を説いている。
もともと『A Message to Garcia』はほんの数十ページの小冊子で、本書でも翻訳部分はわずか1章(25ページ)に収まっている。だが、その影響力は1913年の時点で4000万部印刷されたという事実から容易に推測できる。世界中が読んだ名著に手軽に触れられるという点が、本書の最大の価値といえるだろう。(土井英司)
内容(「BOOK」データベースより) あなたはガルシアへ手紙を届けられるだろうか?世界中で最も多くの人々に大きな1歩を踏み出す勇気を与えた小さな本。
内容(「MARC」データベースより) あなたはガルシアに手紙を届けられるだろうか? 社会の求める、必要な人間とはどういうものか。世界中の人々に大きな一歩を踏み出す勇気を与えた小さな本をもとに、「ガルシアに手紙を届ける人」になるための方法を説く。
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