「ゴミの定理」(清水義範)、書評
清水義範氏は器用な作家である。
歴史本、日記風、エッセイ、数学者、書き手の形を書き分けて、それっぽく書くのが得意な作家だ。
といっても、本格的にそれを書くというのではなく、基本的にパロディーなどの軽妙な作品を書く作家であるという印象である。
本書もその例に漏れず、軽妙な作品群が並んでいる。
タイトルとなっているゴミの定理は、数学者が世の中のゴミについてまじめに考えている。ように見せかけて書いているいわゆるくだらないエッセイ。
ただし、ここでいう"くだらない"は、僕にとってほめ言葉である。
いつもの清水氏の作品同様、なかなか、おもしろく読めた一冊。
多分、清水義範氏は僕の好きな作家の一人である。
|
ゴミの定理
(文庫)
ゴミの定理
(単行本)
↑ご購入は、こちらからどうぞ。
内容(「MARC」データベースより)
日本の深刻な環境問題であるゴミ処理について、ある数学者が独自の数式を用いて、その解決策を提示する。表題作ほか、『週刊小説』に掲載の短編全12作品を収録。
|
デルコンピュータ製品一覧
|
Amazonは本のオンライン販売で世界的に有名なオンラインショップです。
現在では、書籍だけでなく、CD、DVD、ビデオ、ソフトウェア、TVゲームなども販売しています。
|
|
Boopleは、日販IPSが運営する本のオンラインショップです。
豊富な在庫量を売りにしており、書籍在庫45万点を誇っています。Boople = Book
+ Peopleという名前の通り、書籍に特化して販売を行なっているようです。
|
|
e-BookOffは、古本販売で有名なBookOffのオンラインショップです。
古本屋ですが新書も多く取り扱っており、Amazonで在庫のないものでも扱っていることがあります。より安く書籍を購入なさりたい方には、お役に立つかもしれません。
|