｢ぐるぐるまわるすべり台｣(中村航)、書評
ぐるぐるまわるすべり台は、中村航の小説で野間文芸新人賞受賞作。
「リレキショ」「夏休み」「ぐるぐるまわるすべり台」の３作をはじまりの三部作というらしい。
いわゆるオムニバス形式で、表題である「ぐるぐるまわるすべり台」とカップリング作「月に吠える」が、物語として繋がっている。
ぐるぐるまわるすべり台では、大学を辞めた学生が、月に吠えるでは、派遣の男が
それぞれ主人公であり、それぞれの日常とそれから少しだけはみ出ようとするバンドという非日常が、交錯する物語。
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ぐるぐるまわるすべり台
(単行本)
ぐるぐるまわるすべり台
(文庫)
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出版社/著者からの内容紹介
「ヘルタースケルター」を聴いてあなたは何をしますか
塾講師の傍ら、僕は教え子ヨシモクの名を騙ってバンドを募集した。ボーカルの中浜に自らの分身を見た瞬間、僕の中で物語が始まった
内容（「MARC」データベースより）
塾講師の傍ら、僕は教え子ヨシモクの名を騙ってバンドを募集した。ボーカルの中浜に自らの分身を見た瞬間、僕の中で物語が始まった…。「リレキショ」「夏休み」に続く「始まりの」3部作完結篇。
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