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「逆説論理学」(野崎昭弘)、書評本書、逆説論理学は野崎昭弘さんの前著「詭弁論理学」の続編のような位置づけの本である。 今回は、「アキレスと亀」や「カントルの対角線論法」など、いわゆる無限に伴う矛盾が多く取り上げられた本になっている。 こういう矛盾についてはなんども聞いたことがあるのだけれど、論理的に矛盾が起きる原因としていわゆる「自己言及」という概念が取り上げられていたのが自分としては収穫。 「ゲーデルの不完全性定理」の証明の考え方も知れたので、なかなかに良かった。 前回よりも、より数学色が強い印象。
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