「会社にお金が残らない本当の理由」(岡本吏郎)、書評
高尚な目的の前にまずはお金を稼ぐこと。それが、会社の第一使命である。
利益をいかに出すかということ。
そのために重要なのは、コストをいかに抑えるかということ。
そして、そのために重要なのは、会社というシステムの正体を知ることだ。
税理士であり、マーケティングコンサルタントでもある著者は、そんなメッセージを本書に込めている。
税務上の利益と実際の利益は違う。とか
決算書に現れる様々なゾンビ。だとか
税務面での話はとても勉強になった。
「面接の達人」、「大学時代しなければならない50のこと」など多数の著書で知られる中谷彰宏さんに書き方が似ている印象。
今日、「29歳のクリスマス」と本書というまったくジャンルの異なる二冊の本を読み終えたのだけれど、どちらもリズムがよくて、一活字中毒者としては当たりの日であった。
なお、本書は岡本吏郎さんの処女作であるそうだ。
この本は「あなたの会社が90日で儲かる」などの著書で知られる神田昌典さんと知り合ったことから生まれたらしい。
著者である岡本吏郎さんはリスクをとることを極度に嫌っている。
本書は、その思いを税務や経理面から噛み砕いた本だといえるだろう。
大きくて、どかんと稼げる一つのシステムを作るよりも、小さくてもきちんと利益を上げるいくつものシステムを所有することの方がリスクが少ない。
昔から直感的に僕はそう思っていて、例えば、アフィリエイトはそんなシステムの一つであるのだけれど、本書の著者である岡本吏郎さんも似た意見であるようだ。
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会社にお金が残らない本当の理由
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出版社/著者からの内容紹介
10年間、多くの経営を見てきた私が、「会社が本当にお金を残すにはどうしたらよいか」を1冊の書籍にまとめました。現在、経営をされている方はもちろん、起業を望む方やサラリーマンの方にもきっと役立つ内容です。
最終章で数ページに精神論が出てきますが、基本的に技術論です。
精神論でお金が貯まるほど世の中甘くありません。それが一番言いたかったことです。
この本であなたがわかることは、
・裏帳簿は絶対必要!その理由と作り方
・決算書の数字はまったく意味がない理由
・経営をするうえで知らない人が多い、たった一つの数字
・これに逆らったらお金は貯まらない「ビジネス万有引力の法則」
・間違った節約、正しい節約
・あなたの稼いだお金の本当の価値
・お金を減らさない逆転発想
・資本主義の正体を知れば行動も変わる
などなど盛りだくさん。
この1冊で、あなたの行動は変わります!!
内容(「MARC」データベースより)
どんなにアイデアや発想が素晴らしくても、経営の背景になっているシステムがわからなければ会社はつぶれる。その差を知らずに、中小企業がいかに損をしているか、またシステムを利用してお金を残す方法について詳解する。
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