「悲しみ君、さよなら」(高橋三千綱)、書評
高橋三千綱氏は、九月の空で芥川賞を取った有名な作家さん。
なんだけれど、この本は、なぜかスニーカー文庫から出ているライトノベル。
氏の本は、あまり読んだことないのだけれど、だいぶ毛色が違うのではないだろうか。
たまたま図書館においてあったのでちょっと読んでみた一冊。
ざっくり言うと、父親がリストラされたため、お金を稼がなくてはいけなくなった高校生が、幼馴染と一緒に人助けをする。という学園者の王道ストーリー。
で、事件がいろいろ起こるんだけれど、なんというか、話に脈絡がない。あと、リアリティもいまいちない。
そして、なんか無理やり盛り上げようとして作られたとしか思えないラスト。
なんというか、微妙な作品である。
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悲しみ君、さよなら
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出版社/著者からの内容紹介
高校剣道部主将の周平は、父の会社が倒産したため学費や妹の小遣いを自分で稼ぐことに。そこで周平は幼なじみの沙代子とともに、有料人助けの会「悲しみ君、さよなら組」を結成したのであった。
内容(「BOOK」データベースより)
東京郊外の高校に通う周平は、剣道部の主将として充実した毎日を送っていた。ところがある日、父親の会社が倒産。学費や妹の小遣いを自分で稼ぐことになった。考え抜いた末、周平は幼なじみの沙代子と有料人助けの会「悲しみ君、さよなら組」を結成。恋愛、いじめ、用心棒…次々に舞い込む難題を、たくましく解決していくトラブルバスター・周平。真のやさしさとは、そして本当の悲しみとは…。
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