体は全部知っている 吉本ばなな
■僕はこんな本を読んできた - 書評と引用 - ■
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「体は全部知っている」(吉本ばなな)、書評

 「TUGUMI(つぐみ)」、「キッチン」などで知られる吉本ばなな氏の短編集。

 あとがき。によると、本書の中で吉本ばななさんがしたかったことは、

 寓話的に書く。一筆書きのようなスピード感を持たせる。ぜんぜん異なる感性の人を描く。

 などであったらしい。

 (寓話とは辞書によると、「教訓や処世訓・風刺などを、動物や他の事柄に託して語る物語」のことだそうだ。)

 寓話というのは読んでいて正直感じていなかったのだけれど、本作でいうと「みどりのゆび」などがそれにあたるのだろうか。

 また、いくつかの物語では、非日常的で、ひどく劇的な出来事が起こる。

 しかし、それに対して、多くの場合、主人公はあくまで滑らかに対応する。

 僕は読みながら、一筆書きのようなスピード感ではなく、一筆書きのように滑らかな感情の動きを感じた。

 それは、吉本さんの著作を通しての特徴なのではないかと思う。

  

体は全部知っている (文庫)

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出版社/著者からの内容紹介
神様はもしかして人間を愛しているのかもしれない
日常に慣れてしまうことで忘れていた、ささやかだけれど、とても大切な感情──。心と体がひとつになって癒される短篇集。全13篇

内容(「BOOK」データベースより)
「アロエが、切らないで、って言ってるの。」ひとり暮らしだった祖母は死の直前、そう言った。植物の生命と交感しあう優しさの持ち主だった祖母から「私」が受け継いだ力を描く「みどりのゆび」など。日常に慣れることで忘れていた、ささやかだけれど、とても大切な感情―心と体、風景までもがひとつになって癒される13篇を収録。

  
 
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