賢者の贈り物 オーヘンリー
■僕はこんな本を読んできた - 書評と引用 - ■
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「賢者の贈り物-The Gift of the Magi」(オー ヘンリー)、書評

 賢者の贈り物。それは、「最後の一葉」と並んで、オーヘンリーの作品の中でもっともよく知られた作品の一つだろう。

 話の流れは、たとえ大雑把ではあっても、恐らく誰もが一度は聞いたことがあるに違いない。(確か、CMでもその粗筋を取り上げていたはずだ。)

 とても短い話なので、以下にその粗筋を述べる。

 

 舞台はクリスマスを迎えたある貧乏な若夫婦の一日。

 クリスマスだというのに、貧乏な二人にはお互いに贈り物をするお金すらない。

 けれど、貧乏な二人は、それぞれに誰にも負けないすばらしい宝物を持っていた。

 妻のデラはみなが褒め称える美しい髪を。夫のジムは、誰もがうらやむとても立派な金時計を。

 しかし、贈り物を贈れない二人は、それぞれにある決断をする。

 妻は夫の金時計に相応しい鎖を買うために、大切な髪を売ってしまう。

 そして、夫もまた、妻の美しい髪を梳く串を買うために、大切な金時計を売ってしまったのだ。

 二人がプレゼントしあったものは、結局、お互いにとって役に立たないものとなってしまった。

 けれど、二人は、しかし、どんな贈り物をする人よりもすばらしい贈り物を贈りあったのだ。

 彼らは、紛れもなく、東方の賢者※なのである。

 

 僕がこの本を初めて読んだのは、多分、小学校か幼稚園のときだったと思う。

 漫画の付録か何かに、この物語がついていたのだ。

 子供心にも良く出来た話だと感心したことを覚えている。

 

 幼い子供にもよく分かる非常に分かりやすいストーリー。

 その短い物語に込められた強く深いメッセージ。

 賢者の贈り物は、短編小説の一つの見本といえるだろう。

 日本語訳にして、たったの9ページしかない非常に短い短篇の中に、強く深いメッセージが込められている。

 非常に慣れ親しまれた古典的なストーリー。しかし、どんなに古くなったとしても、今後も残っていくであろう珠玉の名作と言えるだろう。

 

 なお、賢者の贈り物については、プロジェクト杉田玄白に参加されている結城浩様が翻訳をなさっています。

 一度も読んだことのない方は、リンクを辿れば無料で手に入れることが出来ますので、是非読んでみることをお勧めします。

 

 ※東方の賢者:キリストが生まれた夜、3人の東方の賢者達がキリストに贈り物をしたといわれています。

賢者の贈り物 オーヘンリー

O・ヘンリ短編集 2

↑ご購入は、こちらからどうぞ。

収録作品

賢者の贈りもの、アイキイのほれぐすり、手入れのよいランプ、睡魔との戦い、「黒鷲」の失踪、人生は芝居だ、ハーレムの悲劇、詩人と農夫、マディソン・スクエア・アラビアン・ナイト、千ドル、犠牲打、臆病な幽霊、うしなわれた混合種、二十年後、運命の道

(私の読んだものは、上記、改定版ではなく、旧版だったので、収録構成は多少変化しているかもしれません。)

賢者のおくりもの―オー・ヘンリー

↑ご購入は、こちらからどうぞ。

内容(「BOOK」データベースより) 「これこそ、ジムにふさわしいわ。」クリスマスのまえの日、デラは夫のジムへのおくりものを買うためにだいじな髪の毛を切って売ってしまいました。そして、ジムもまた…。若い2人の愛の物語「賢者のおくりもの」をはじめ、ゆかいでちょっと悲しくて、意外な結末を楽しませてくれる、オー・ヘンリー傑作短編集。

著者紹介 【オー・ヘンリー】

1862年、アメリカ合衆国ノースカロライナ州に生まれる。テキサス州の銀行勤務時代に罪に問われ服役したが、服役中に短編小説を書きはじめ、出所後は、ニューヨークで作家として成功した。『賢者のおくりもの』『最後の一葉』などをはじめとして、作品のほとんどが短編で、短編の名手として大衆の人気をさらった。1901年没。

  
 
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