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「詭弁論理学」(野崎昭弘)、書評知り合いの編集者の方と話していたときに話が出たので読んでみた本。 日常生活の中で、論理的には間違っていたり、感情的には受け入れられなかったりするのに妙に説得のうまい人がいる。 いわゆる詭弁がうまい人だ。 本書は、その”詭弁”について取り上げた一冊である。 詭弁論理学という難しそうなタイトルがついているけれど、内容的にはまったく難しくなくすらすら読めるように書かれている。 なかなか、おもしろい。 1976年の出版だから、今から30年ほど前の作品なのだけれど、内容的には今でも十分に通用すると思う。 恐らくは、これからもずっと読める本である。 寅さんとかが登場人物として頻繁に出てきているために、ちょっと古いといえば古い印象を受けるのだけれど・・・。
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