「気まずい二人」(三谷幸喜)、書評
三谷幸喜氏は、「古畑任三郎」などの脚本で知られる人気脚本家である。
人気脚本家は、鮮やかな人生を送っているように思えるが、実際にはそんなことはないらしい。
元来、人見知りである三谷幸喜氏がどのようにその弱点を乗り越え、対談に慣れていくかを描いた対談集である。
また、三谷幸喜氏本人が、その対談の内容をアレンジした戯曲集でもある。
対談集には、三谷幸喜氏自身がきっと緊張するに違いないと思う11人の女性が選ばれており、気まずい二人のタイトルの通り、微妙な間と気まずい沈黙が、二人の対談を激しく襲う。
三谷幸喜氏が、いちいち緊張し、額の汗を拭いている様子が、目に見えるようで面白い。
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気まずい二人
(文庫)
気まずい二人
(単行本)
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出版社/著者からの内容紹介 これは芝居か? ドキュメントか!? 初対面の素敵な女性とウソのようにスラスラと話せる秘策とは…? 脚本家・三谷幸喜が女性ゲスト13人を迎えて繰り広げる、知恵と勇気がたっぷりつまった驚異のハウツー本。
内容(「MARC」データベースより) 途切れる会話、最悪の出だし、重苦しい沈黙、激しい動揺。緊張の嵐、呆然とするゲスト、焦る三谷、気まずい思いの二人。三谷幸喜が初対面の素敵な女性を相手にスラスラ話せるようになる?
までの道のりを収める対談集。
内容(「BOOK」データベースより) 途切れる会話、最悪の出だし、重苦しい沈黙、激しい動揺。緊張の嵐、もやしと技豆の話、呆然とするゲスト、焦る三谷、気まずい思いの二人。本書は脚本家である三谷氏の、初めての対談集であり、劇作家でもある三谷氏の、初めての戯曲集であり、人見知りでもある三谷氏の、弱点克服のドキュメンタリーである。精神科医・香山リカ氏の解説も加え、ますます気まずい思いに磨きがかかる…。
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