キノの旅18
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内容紹介
私は、人間など信じない人間だ。
―I Wish I Were a Bird.―
最後の峠を超えたのは、昼過ぎだった。絶好の見晴台からは、巨大な盆地が一望できる。
そこには、5つの国があった。キノとエルメスはゆっくりと近づいて、三日間の滞在許可を求める。
「ほう、旅人さんは盆地の国々を回りたい? ならば、とてもいい時に来ましたね」
「この盆地の国々の、四年に一度の大戦争がもうすぐ勃発するんですよ! 熱い、戦いの火蓋が切って落とされるんです」
「奇跡だよ! 」
「大戦争、楽しんでいってね! 」
(「スポーツの国」)他全13話収録の第18巻が登場!
内容(「BOOK」データベースより)
そこには、一人の人間が倒れていた。あまりに汚れた服を着ているので、手足や頭の形がなければ、野生動物にすら見えた。体格は大人。時々、呻くように小さく動くので、まだどうにか生きていることが分かった。「行き倒れか。荷物がないのが不思議だな…」キノが呟いた。「あったら、サクッと奪えたのにね」「人聞きの悪い。ボクは生きている人間から荷物は奪わないよ」「つまり死んでいたら容赦しない!ってことだね、キノ」「ま、まあ…、すでに亡くなっていたら、残り物の有効利用は、させてもらうかもしれないけど」「モノは言い様だね。で、あの人はどうする?助ける?」(「復讐の国」)他全13話収録。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
時雨沢/恵一
1972年生まれ。2000年に電撃文庫でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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