「恍惚の人」(有吉佐和子)、書評
恍惚の人。は、紀ノ川などで知られる有吉佐和子の代表作。
この小説は、いわゆる痴呆老人の問題を取り上げた小説である。
実際に起こりうる問題に深く迫るという意味で、小説でありながら、ノンフィクションに近い印象。
発売当時、(といっても僕は生まれていなかったけれど、)ベストセラーになったらしい。
非常に真っ当な本である。一読を勧める。
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恍惚の人
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内容(「BOOK」データベースより)
文明の発達と医学の進歩がもたらした人口の高齢化は、やがて恐るべき老人国が出現することを予告している。老いて永生きすることは果して幸福か?日本の老人福祉政策はこれでよいのか?―老齢化するにつれて幼児退行現象をおこす人間の生命の不可思議を凝視し、誰もがいずれは直面しなければならない“老い”の問題に光を投げかける。空前の大ベストセラーとなった書下ろし長編。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
有吉 佐和子
1931‐1984。和歌山生れ。東京女子大短大卒。’56(昭和31)年「地唄」が芥川賞候補となり文壇に登場。代表作に、紀州を舞台にした年代記「紀ノ川」「有田川」「日高川」の三部作、一外科医のために献身する嫁姑の葛藤を描く「華岡青洲の妻」(女流文学賞)、老年問題の先鞭をつけた「恍惚の人」、公害問題を取り上げて世評を博した「複合汚染」など。理知的な視点と旺盛な好奇心で多彩な小説世界を開花させた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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