「暗いところで待ち合わせ」(乙一)、書評
「暗いところで待ち合わせ」は、「死にぞこないの青」に続く幻冬舎での乙一さん2作目の作品。
殺人の罪で負われた男が、目の見えない女性の家に隠れ住み、やがて、奇妙な同居生活を送るようになる。
という設定で、女性の視点と、男の視点が交互に繰り返されることで物語は進行する。
あとがきによると
主人公が、目の見えない人の家に勝手に隠れる。
というプロットは、もともと「死にぞこないの青」で使うはずだったプロットで、本書では、それを再利用したそうな。
「死にぞこないの青」は途中までいじめにあうマサオが本当にかわいそうで見ていられなかったのだけれど、本書は、救いがあって好ましい。
結末も、ほっとするもので、僕としては、こっちの方が好きである。
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暗いところで待ち合わせ
(文庫)
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出版社/著者からの内容紹介
駅のホームで起きた殺人事件が、寂しい二人を引き合わせた。犯人として追われるアキヒロは、ミチルの家へ逃げ込み、居間の隅にうずくまる。他人の気配に怯えるミチル。奇妙な同棲生活が始まった―。書き下ろし小説。
内容(「BOOK」データベースより)
視力をなくし、独り静かに暮らすミチル。職場の人間関係に悩むアキヒロ。駅のホームで起きた殺人事件が、寂しい二人を引き合わせた。犯人として追われるアキヒロは、ミチルの家へ逃げ込み、居間の隅にうずくまる。他人の気配に怯えるミチルは、身を守るため、知らない振りをしようと決める。奇妙な同棲生活が始まった―。書き下ろし小説。
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