｢空腹の王子｣(山口文憲)、書評
筆者の山口文憲氏は、若い頃、フランスや香港などを放浪していて、香港に関する書籍などもある方らしい。
本書は、シングル（独り者）のライターとして、執筆の依頼があると食べ物のことなら書けますよ。と言っているうちにたまったエッセイを単行本としてまとめたもの。
食べ物といってもいわゆるグルメ本ではなくて、身近なファミリーレストランとか、ラーメン屋とか、蕎麦屋とか、そういう身近で地味な話題。を取り上げている。
力を抜いた文章で、なかなか、おもしろい。
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空腹の王子
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内容（「BOOK」データベースより）
家庭の食卓を離れて暮す都会のシングル達を、外食サベツ思想から守る心強いメッセージ。
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