「町へ出よ、キスをしよう」(鷺沢萠)、書評
鷺沢萠(さぎさわ めぐむ)さんは、2004年4月11日自宅トイレで自死された。35歳であった。
既にいない人の本を読むと、いつも不思議な感じがする。特にエッセイを読むときはそうだ。
本の中で、鷺沢さんは、引越しをし、韓国に行き、自分の姉について語る。
そんな風に、自分の感じたことや自分の生活を生き生きと語っている人物が、今、この世にいない。ということにいまいち実感がわかないのだ。
本を読んでいる瞬間、その文章を書いた作者は、本の中で”生きている”。と思う。
本でなくても、会っていないで、その人が元気でいるかどうかを想っている時。
相手が実際に生きているかどうか、とは関係なく、その人は、”生きている”気がするのだ。
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町へ出よ、キスをしよう
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内容(「BOOK」データベースより)
これで最後、と切実に思いながらも引っ越はを繰り返し、「ウナギで涙」という謎のメモの意味に思い悩み、ロバート・デ・ニーロに秘かに胸を熱くする―。ある時は深夜のキッチンで、またある時はニューヨークで。日々の出来事に泣き、笑い、怒りつつも、ひたむきに走り続けてきた人気作家の心の印画紙に鮮やかに焼き付けられた風景を、瑞々しい筆致で切り取った第一エッセイ集。
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