「護られなかった者たちへ」(中山七里)、書評
護られなかった者たちへは、中山七里さんの小説。
映画にもなっているらしい。
もともと中山七里さんを知ったのは有隣堂しか知らない世界で職業作家の一日ルーティンを見たのがきっかけであり、
本作はそこで取り上げられていた小説である。
映画になったということもその動画の中で話されていた。
被害者が餓死させられる形で他殺されるところから物語は始まるのだが、作家生活をしている中山先生自体が餓死しそうな生活をしているというのが面白く、
どんな小説なんだろうと思って読んでみた一冊。
生活保護や弱者へのセーフティネットの話やら重いテーマなので、考えさせられるところも多い話なのだけれど
ミステリーとしてもどんでん返しがあり、最後まで飽きさせない物語構成。
今まで知らなかった方だったが、引き続き読んでみたいと思わせるに足る小説だった。
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護られなかった者たちへ (単行本)
護られなかった者たちへ (文庫)
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内容(「BOOK」データベースより) 仙台市の福祉保健事務所課長・三雲忠勝が、手足や口の自由を奪われた状態の餓死死体で発見された。三雲は公私ともに人格者として知られ怨恨が理由とは考えにくい。一方、物盗りによる犯行の可能性も低く、捜査は暗礁に乗り上げる。三雲の死体発見から遡ること数日、一人の模範囚が出所していた。男は過去に起きたある出来事の関係者を追っている。男の目的は何か?なぜ、三雲はこんな無残な殺され方をしたのか?罪と罰、正義が交錯した先に導き出されるのは、切なすぎる真実―。
著者について ■[著者]中山七里(ナカヤマシチリ) 1961年生まれ、岐阜県出身。 2009年『さよならドビュッシー』で第8回「このミステリーがすごい! 」大賞を受賞。 斬新な視点と華麗などんでん返しで多くの読者を獲得している。 他に『総理にされた男』『贖罪の奏鳴曲』『テミスの剣』『ヒポクラテスの誓い』 『ネメシスの使者』『ワルツを踊ろう』『逃亡刑事』など著書多数。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 中山/七里 1961年生まれ、岐阜県出身。2009年『さよならドビュッシー』で第8回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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