「昔話法廷」(今井雅子)、書評
昔話法廷はEテレで2015年に放送されていた昔話をベースにしたテレビドラマらしい。
本書はそれを書籍化したもので本屋でたまたま見かけたので手に取った一冊。
題材は三匹のこぶた、カチカチ山、白雪姫など身近な昔話で法廷というタイトル通り、その話を元に犯した主要人物の罪を裁判員裁判で考えるという話。
例えば、オオカミを殺した子豚、たぬきに重傷を負わせた兎、毒をもった王妃などが被告人になり、動機や証拠などの面から罪について考えるというスタイルである。
いわゆる視点の面白さが売りな企画だと思う。
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昔話法廷
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内容紹介
王妃は有罪か無罪か?カチカチ山のウサギに執行猶予は?三匹のこぶたは殺人罪か正当防衛で無罪か? おなじみの昔話を現代の法廷で審議。あなたが裁判員ならどうする? 裁判員制度を考える話題のNHKEテレの番組を小説化。
裁判員制度を考える中高生向きの番組ながら、その意外性とシュールさが大人の間で話題となりSNSでも議論が飛び交った話題の番組を、小説で完全再現。番組は視聴者に考えてもらうという意図のため結審するところで終わるが、書籍にはその後の裁判員による評議のシーンを新たに追加しています。
内容(「BOOK」データベースより)
これから不思議な裁判が始まろうとしている。被告人は、オオカミを殺してしまった『三匹のこぶた』の末のこぶた。おばあさんの敵討ちのためにタヌキを殺そうとした『カチカチ山』のウサギ。そして、嫉妬をつのらせて美しい姫を毒殺しようとした『白雪姫』の王妃。昔話の登場人物たちを、現代の法律で裁く「昔話法廷」開廷!
著者について
1970年生まれ。京都大学卒業。脚本家・作家。脚本作品にNHK連続テレビ小説「てっぱん」、NHKEテレ「おじゃる丸」「ルルロロ」など多数。絵本作品に『わにのだんす』がある。
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