｢むずかしいものなんかいらない｣(俣野温子)、書評
わがままな自分や苦しかった思い出から、人へのやさしさや笑顔の大切さを伝えようとする絵本。
絵が猛烈にうまいわけでもなく、文章がすごくうまいわけでもないけれど、独特の世界観のある作品。
作品は
わがまま
僕の友だち
私の好きなこと
かえるの日記
思い出が真夜中にふってきたら
積み木が好きなくまのおはなし
という六つの小作品からなっている。
筆者である俣野温子さんは画家、グッズデザイナーとして活躍なさっている方らしく、タオルやマグカップなどの商品を多数扱っている。
(ら・むりーずコレクションというらしい)
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むずかしいものなんかいらない
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内容（「MARC」データベースより）
わがままな「私」のモノローグや、バスタオルが一番の友だちの少年の話、石ケリが好きでたまらない女の子の話。自分の事だけ考えている主人公たちが、他人の事を考え始める様子を描く。
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