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「名前のない女たち-企画AV女優20人の人生」(中村淳彦)、書評母子家庭の8人兄弟。ホームレス生活を生きてきたAV女優がいる。 小3で義父にレイプされ、看護婦とAVの二重生活を送るAV女優もいる。 面倒くさいという理由から、結果的にAVに出演するAV女優がいる。 ひきこもりで対人関係に自信をつけるため、処女のままAVに出演するAV女優がいる。 いわゆるアダルトビデオに出演している女性のことを、私たちはAV女優と一括りに括る。 けれど、当たり前の話だが、それぞれの女優は、それぞれの生活を抱えているのだ。 それは、例えば、会社勤めの人間が、それぞれに自分の生活を抱えているように。 商用ノンフィクションとしての宿命として、取材されている女優の中には過激な体験をしている女性が多い。 幼児期や学生時代に過激な暴力やいじめにあった女性も多い。 そして、そのような過激な出来事を実体験した女性たちのコメントはそれだけで読む価値のある興味深いノンフィクションになっている。そして、その短いコメントに彼女達のポリシーが象徴されていて興味深い。 ところで、本書の中には、上記のような過激な体験を持っていない女性も少なからずいて、そして、そういった女性も、アダルトビデオの世界にのめり込んでいる。AV女優という職業もまた、通常の職業と変わることのない一つの職業に過ぎないのだ。 現在、1本10万円のギャラでAVビデオに出演する女性は、業界に常時1000人ほどいるという。 本書にコメントをなさっているAV女優の方々は以下の通りです。(敬称は略させていただきます。) 結城杏奈、小越あい、北条舞、市川紗苗、ひなこ、星野瑠海、水野奈菜、斎藤つかさ、飛鳥みどり、今井はるか、本島純子、白鳥あい、立石さやか、田口エリカ、麻保子、百瀬うらら、木下いつき、林まなみ、瀬戸内あすか、朝倉まりあ。 アダルト業界の現状の一端としてのアダルトサイトの戦略については左記をご覧下さい。 また、アダルトビデオのオンライン販売店としては、下記のようなものが挙げられます。
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