「波のうえの魔術師」(石田衣良)、書評
石田衣良さんというと、これまで恋愛ものしか読んだことがなかったのだけれど、今回は経済小説。
その中でも特に株取引を扱った投資ものである。
あ、石田衣良さんは、こういうのも書けるのか。と新たな発見をした小説である。
僕は個人的に経済小説がかなり好きな方なので、なかなか楽しめた。
株というものを実際に石田衣良さんがどの程度やっているのかわからないけれど、文章の随所にプロのもの書きならではのうまさが見え、多分、多くの人が楽しめる一冊だと思う。
文章が、うまいな。と思う小説家のひとりである。
なお、この小説は、実はドラマにもなっているようなので、結構有名な小説なのだろう。
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波のうえの魔術師
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出版社/著者からの内容紹介
プータロー青年と謎の老人が銀行に仕掛けた罠とは?
奇妙な老紳士がマーケットという渦巻きにおれを引き込んでいく。二人で挑んだ「五週間戦争」の行き着く先は? 痛快経済サスペンス
内容(「BOOK」データベースより)
あの銀行を撃ち落とせ!謎の老投資家が選んだ復讐のパートナーはフリーターの“おれ”だった。マーケットのAtoZを叩きこまれた青年と老人のコンビが挑むのは、預金量第三位の大都市銀行。知力の限りを尽くした「秋のディール」のゆくえは…。新時代の経済クライムサスペンスにして、連続ドラマ化話題作。
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